41歳のイブラヒモヴィッチ、長期離脱中も現役続行を宣言

写真:現役引退の意志はないと明言するイブラヒモヴィッチ ©Getty Images

ミランに所属するスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチが、現役続行を宣言した。イタリア『ラ・ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで語った内容について、イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。

イブラヒモヴィッチは現在41歳で、今シーズンは度重なるケガの影響でセリエAでは4試合しか出場していない。ミランは今シーズン最終節のヴェローナ戦を残しているが、イブラヒモヴィッチは4月末に負った筋肉系のケガの影響で欠場が続いており、最終節に出場する可能性は低い。

そしてミランとの契約は今シーズン限りで満了となるため、そのまま現役引退するのではないか、という噂もあったが、イブラヒモヴィッチ自身はこの噂を明確に否定し、次のように語っている。

「俺は諦めるような人間ではない。自分がやっていることに喜びを感じているし、サッカーをやることで心の安らぎを得られている。俺にはまだやることがある。辞めることは考えたかって? 一瞬たりとも考えたことはない。もちろん現役を続けるつもりだ」

現在のコンディションについて尋ねられると、イブラヒモヴィッチは「問題ない。今シーズンはハードワークをこなしてきたし、昨シーズンもそうだった」と回答。「俺は自分に平穏を与えることはしない。強いメンタルを保ち続けているし、ピッチに復帰した時は、いつでもスーパーマンになったような気分になれる。ただ、今はバランスを取るよう心掛けなければならない」と続けた。

ミランはイブラヒモヴィッチとの契約を延長しない意向を示しており、退団が濃厚とされている。移籍先としては、かつてミランの経営権を握っていたシルヴィオ・ベルルスコーニ氏とアドリアーノ・ガッリアーニ氏が経営に参画しているモンツァが有力視されている。

これまで様々なクラブを渡り歩いてきたイブラヒモヴィッチは、2019年12月に自身2度目のミラン移籍を果たし、4シーズンで公式戦通算37ゴールを記録。2021-22シーズンのセリエA制覇にも貢献した。コンディションに不安を抱えている現状だが、本人の言葉どおり現役を続けることになるのだろうか。

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