街なかに4年ぶりかけ声 宇都宮で勇壮に市場祭

威勢良くオリオン通りを渡御する市場神輿

 【宇都宮】街なかの初夏の風物詩「市場祭」が4日、オリオン通り周辺で4年ぶりに開かれた。約200人の担ぎ手が勇壮に市場神輿(みこし)を渡御し、買い物客らの目を引きつけた。

 市場神輿はオリオン通りや市中央卸売市場の活性化を目的に、同市場で働く人を中心に同名の運営団体を組織している。祭りは例年6月第1日曜に開かれてきたが、新型コロナウイルス禍により2019年を最後に開催を見送ってきた。

 この日は天候にも恵まれ、担ぎ手は宇都宮二荒山神社の下之宮を威勢良く出発。にぎやかなおはやしに先導され、「おいさ、おいさ」と声をかけ合いながらオリオン通りのアーケード内などを渡御した。

 外崎裕二(そとざきゆうじ)実行委員長(55)は「4年は長かった。みんなが元気になり、宮まつりに向かって盛り上がるきっかけになれば」と話していた。

威勢良くオリオン通りを渡御する市場神輿

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