かまぼこの起源は兵庫にあり!? 大丸神戸店でPR催事 県内メーカーが週替わりで出店、第1弾はヤマサ蒲鉾

ヤマサ蒲鉾の商品の一例(大丸神戸店提供)

 神戸で生まれたとの説があるかまぼこ。日本海と瀬戸内海に面した兵庫の多彩な味を知ってもらおうと、県内のかまぼこメーカーが週替わりで登場する催しが、神戸・元町の大丸神戸店地下1階で開かれている。第1弾は、老舗のヤマサ蒲鉾(姫路市)。6日まで出店している。

 同店と県蒲鉾組合連合会(姫路市、13社)が企画した。

 かまぼこの起源は諸説あるが、西暦201年、神功皇后が生田神社の「生田の森」に立ち寄り、すりつぶした魚肉をほこの先に塗り付けて焼いて食べた-という伝説が残る。同連合会は「かまぼこ発祥の地・兵庫」とPRし、毎年、同神社にかまぼこを奉納している。

 今回の催しでは、同連合会の加盟メーカーを中心に、1社ずつ週替わりで登場。毎週水曜に入れ替わる。ヤマサは、揚げかまぼこ9種類と、ギフトに適した箱入り商品7種類を販売。揚げ製品ではチーズ(216円)が1番人気という。

 7~13日は丸八蒲鉾(神戸市中央区)、14~20日は再びヤマサが出店する。以後、他のメーカーも参加し、少なくとも秋頃までは続けるという。(広岡磨璃)

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