手織り布の涼感じて 古着や風呂敷を再利用、京都・宮津で力作200点展示

清涼感を表現した手織り作品(宮津市浜町・浜町ギャラリー)

 自宅に眠る古着や風呂敷の布を再利用して織られた作品を紹介する「手織り作品展」が4日、京都府宮津市浜町の浜町ギャラリー(ショッピングセンター「ミップル」3階)で始まった。「涼風を織り込んで」をテーマに、青や水色の糸を使ったり、透かし織りした作品など約200点が展示されている。

 手織りに関心を持ってもらおうと、与謝野町のサークル「ひまわりの未(み)」が主催し、15回目。

 会場には、古着を細かく裂いて織り直す「裂き織り」の技法で織られたタペストリーや、レースを組み合わせてできたスイカ形のポーチなど会員23人の力作が並ぶ。初回から出品している安田紅子さん(76)は「お気に入りの作品を見つけてもらえたら」と来館を心待ちにしている。11日まで。無料。

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