県被団協 G7サミットを総括「核廃絶へ前進ならず」 広島

県被団協が総会を開きG7広島サミットについて「核兵器廃絶へ前進を期待していたがそうはならなかった」と総括しました。

県被団協 箕牧智之理事長「G7だけで世界の核兵器廃絶は不可能です。地球から核兵器がなくなるまで残り少ない人生ですが訴えていこうではありませんか」

総会ではG7サミットについて核兵器の削減や先制不使用などについて何らかの前進を期待していたものの、核抑止論が肯定されるなど「願いとはかけ離れたものとなった」と振り返りました。

一方で原爆資料館の視察や被爆者との面会により、G7首脳が被爆の実相に触れたことについては一定の評価を示しました。

また、総会では毎年8月6日に開催する県被団協の慰霊式を前日の5日に前倒し、被爆者の高齢化などにより約100人規模から20人程度に縮小することが確認されました。

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