機械室水没で休館 茨城・鉾田の温浴施設 再開見通せず

ほっとパーク鉾田の臨時休館を知らせる看板=鉾田市当間

台風や前線の影響による大雨で、茨城県鉾田市当間の温浴施設「ほっとパーク鉾田」地下の機械室が浸水し、臨時休館したことが5日、分かった。給排水設備や配電盤が使用できない状態で、営業再開の見通しは立っていない。

同施設によると、2~3日の大雨で、地下数メートルにある機械室が完全に水没。地上でも30~40センチの高さまで浸水したという。

水が引き始めてからポンプ10台を使って機械室の排水作業を進め、5日午後までに地下室の水位は30センチほどになった。詳細な被害状況は確認できておらず、6日に設備全体を点検する。

また、排水設備を共用している同施設隣の市老人福祉センター「ともえ荘」の浴室も使用を休止した。

また、県や市によると、同市内の県道と市道の通行止めは5日午後5時現在、のり面が崩落した県道下太田鉾田線と市道6区間の計7区間となっている。

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