薬物犯罪手口や課題 関係機関が意見交換 水戸で麻薬取締協議会

関東信越地区麻薬取締協議会であいさつする県保健医療部の森川博司部長=水戸市宮町

関東信越地区麻薬取締協議会が5日、水戸市内のホテルで開かれ、関係者が最近の薬物犯罪の情勢や手口、捜査上の課題について意見交換した。

協議会は約90人が参加。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、対面開催は4年ぶり。茨城県からは県や県警、水戸地検などの担当者が出席した。

県保健医療部の森川博司部長は、茨城県で大麻関連犯罪の摘発者数が10年前と比べ3倍以上に増加していることに懸念を示し、「特に乱用が懸念される若年層への啓発活動に力を入れている。引き続き、関係機関に支援、協力をいただきたい」とあいさつした。

同協議会は関東信越厚生局管内の1都9県の持ち回りで毎年開催され、今回で63度目。同局麻薬取締部の橋本隆志部長は「各都県、各機関の協力関係の一層の強化に役立ててほしい」と述べた。

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