茨城県文化団体連合加盟の美術団体が合同で開催する「連合美術展」が11日まで、水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)で開かれている。日本芸術院会員の彫刻家、能島征二さん(塊土社)をはじめ、ベテランから新進気鋭の作家まで、会派やジャンルを超えた260点が展示されている。
同展は1970年に始まり、年1回開催されている。今回は日本画、洋画、彫刻、書、写真、デザインの6分野16団体が参加し、県内作家の力作が並ぶ。バラエティー豊かな作品から、作家の独自性や各団体の個性を比較しながら楽しめる。
会場を訪れた那珂市の海野しつ江さん(86)は「水墨画の濃淡表現が素晴らしく、参考になった。作家の皆さんから影響を受け、自分も描きたくなる」と感心した様子だった。
午前9時半から午後5時(最終日は午後3時まで)。