石田充 アナウンサー
広島カープの 新井貴浩 監督、セ・パ交流戦、2カード後、「手応えがあります」と。4日は負けたんですけど、手応えがあると言っていたんです。
ここまでオリックスとホークスと戦った6試合だったんですが、1勝2敗・1勝2敗と、2勝4敗に終わったんですが、過去を見てください。3連覇した年もこの2チームには1勝しかできなかったんですね。これを見れば、悪くないスタートと、ポジティブにわたしはとらえたい。
去年、ホークスには3試合で1点しか取れなかった。失点26、これに比べれば接戦だらけだったというのもあると思います。
続いて、思い出してもらいたいんですが、新井監督は交流戦前、選手たちに、求めたい姿は「ガンガン行きなさい!」と言っていたんですね。わたくし、ある数字を調べてみました。この6試合なんですが、4日、群を抜いて多かったことがあるんですね。
2ストライク以降のファウル数
5/30(火)…6、5/31(水)…9、6/1(木)…14、
6/2(金)…11、6/3(土)…9、6/4(日)…23
2ストライクに追い込まれてからのファールの数です。4日は、終盤に 羽月隆太郎 選手、菊池涼介 選手が、かなり粘ったのですが、ガンガン行きながらも粘ったと。両極端なことを言っているんですけど、こういう姿勢があると、相手にとって嫌な打線ということが言えると思います。
6日からは舞台が北海道、新球場エスコンフィールドなんですけれども、相手のファイターズが現在、交流戦で2位。4勝2敗といいスタートを切っています。
特徴があります。ファイターズといえば、この数字。12球団トップのホームラン数。6試合で10本。カープは、秋山 翔吾 選手と マクブルーム 選手の計2本です。
両チームを比較したポイントです。フォアボールの数。
さきほど、ガンガン行きながら粘るという話がありましたけど、カープは交流戦で12球団中、2番目に多いフォアボール数19です。ファイターズが一番少ない11です。このあたりはチームカラーが出ているかもしれません。
ポイントの2つ目は、ある選手です。野間峻祥 選手が、6日から1軍へ昇格する見込みです。野間選手、“ミスター粘り” 。6球目以上になると、打率が4割。追い込まれると難しいんですが、この粘り。
今、矢野雅哉 選手が、2番でいい形になっているので、選手起用法ってのもポイントになりそうなんですけど、野間選手がいると、つながりが生まれますので、楽しみな6日からの1軍昇格になりそうです。
(RCCテレビ「イマナマ!」カーチカチ!テレビ 6月5日放送より)