日本代表・川村拓夢 圧巻のゴール 2ゴール 茶島雄介「このスタジアムでの活躍が夢」 サンフレッチェ広島

サンフレッチェ広島は、明治安田生命J1リーグ第16節で京都サンガと対戦しました。広島出身で、「小さい頃からエディオンスタジアムで活躍することが夢だった」という2人のゴールで快勝です。

5月は、アウェイ戦で上位に3連敗し、5位に順位を下げたサンフレッチェ。6月は、ホームからの巻き返しを誓います。

5連敗中の京都サンガを相手に、0対0の後半14分。左サイドから 森島司 が、クロス。混戦からゴール前で豪快に蹴り込んだのは、茶島雄介 。実にエディオンスタジアムでは7年ぶりとなる今シーズン、初ゴール。サンフレユース出身の現役最年長31歳が、ゲームを動かします。

その後、追いつかれますが、後半26分。左サイド・野津田岳人 のクロス。押し込んだのは、またしても茶島! 開幕から3か月はベンチにも入れませんでしたが、ここにきて3試合連続スタメン。「試合に出られることが幸せ」と語る茶島のプロ初の1試合2ゴールで勝ち越します。

サンフレッチェ広島 茶島雄介 選手
「(1試合2ゴールは)なかなかないことなので、どう喜んでよいのかわからなかったですけど、この(エディオン)スタジアムで活躍することが小さい頃からの夢だったのでよかった」

その後、ピンチはありましたが、ナイスセーブ連発のGKの 大迫敬介 。前の試合で右ひざを強く打ち、前日まで別メニューでしたが、それでも自ら出場する決断をした日本代表選出の守護神がゴールに鍵をかけます。

すると、終了間際に同じく日本代表に選ばれた 川村拓夢 が圧巻のゴールで魅せます。

サンフレッチェ広島 川村拓夢 選手
「時間帯的にも(体力は)きつかったですけど、前にスペースができたので、思い切っていこうと思いました」

少年時代はスタンドで試合を見ていた川村が、サポーターを沸かせます。

川村拓夢 選手
「5月は4回も負けてサポーターにくやしい思いをさせたので、6月は全部勝ちたいという意思も込めてサポーターのもとに行きました」

広島で育ち、地元を愛する男たちの活躍で6月初戦を快勝です。

茶島雄介 選手
「今季、サンフレッチェが上で戦っていくために重要な試合だったと思うので、1つ勝つことができてよかった」

― 今週は7日(水)に福山市で天皇杯の初戦(2回戦)FC徳島と、11日(日)にはアウェイ戦・川崎と対戦する予定です。

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