新居浜社会福祉事業協会が運営する「新居浜上部のぞみ保育園」で、卵アレルギーがある女の子に、誤って卵を使ったマドレーヌを提供する事故が5月24日に発生していたことがわかりました。
同じ保育所では5月16日にも、当時生後8か月の男の子が給食中に心肺停止となる事故がありました。園児は現在も意識不明の重体です。
法人などが5月20日に開いた会見によりますと、当日午前10時半頃、担当保育士が離乳食を食べさせていたところ、長さ7ミリ、厚さ3ミリほどに刻んだリンゴ2切を口にした直後、泣き始めたということです。
その後、泣かなくなったため、リンゴをのどにつまらせたと思った保育士と室内にいた看護師が背中をたたき、吐き出させようとしましたが、顔色が白っぽくなったため、救急車を呼んだということです。
救急搬送中は心肺停止状態で、病院に到着後、蘇生しましたが、男の子は現在も意識不明の重体です。
保護者が記入したチェックシートで、「リンゴは食べたことがある」と確認していて、また、園は「給食を無理やり食べさせた事実はない」と説明しています。
男の子は5月に入園し、事故発生前日の15日から給食を始めたばかりでした。
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