青森県PR、普段着から 三戸町発のTシャツ「アオティー」発売へ

「青森マニアを増やしたい」と普段使いにこだわったアオティーを作った吉田さん(左)。右はデザインを担当したピリカンタさん

 青森県ファンを全国に増やしたい-と、三戸町で「にんにく専門だるま食堂」を運営する「YOSHIDAYA FACTORY合同会社」(吉田広史社長)が観光Tシャツ「アオティー」を製作した。「ギガガーリックラーメン」など、同食堂には“とがった”メニューも多く、ウェブ、交流サイト(SNS)などを見た県外客が多く訪れる。吉田さんは「デザインの力で県内外の人に広く青森の素晴らしさが伝われば」と青森マニアの大増殖を狙う。販売は9日から。

 ご当地Tシャツは全国各地にあるが、普段使いできるものにこだわり、同食堂7周年記念Tシャツなどを手がけた「コトスキデザイン」のピリカンタさん(35)=八戸市=に製作を依頼した。

 Tシャツの背面には大きな県地図とリンゴ、ニンニク、サクランボ、ナガイモ、トウモロコシ、スイカなど県産農産物と「PARADISE(天国)」「WELCOME AOMORI(ようこそ青森へ)」の文字を入れ、食材の宝庫をアピール。だるま食堂が打ち出すトロピカルなイメージも取り入れ、落ち着いた紺地に赤と白でイラストを描き、各地の地名もローマ字で記載した。正面は、左胸にワンポイントで青森県の地図と八甲田を組み合わせた図柄に「Aomori」の文字を入れた。

 ピリカンタさんは「カジュアルに着ることができるようシンプルに、多くの人が受け入れやすいデザインにした」と言う。

 アオティーは税込み2970円。当面は、だるま食堂、居酒屋「あんべ」(ともに三戸町)で取り扱い、順次、取扱場所を拡大する。吉田さんは「地元の人にも本県のPRイベントなどで着てもらえれば」と話す。問い合わせは同食堂(電話0179-23-0850)へ。

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