高校野球兵庫大会 6月25日開会式、7月1日試合スタート 組み合わせ抽選は6月14日

阪神甲子園球場=西宮市

 兵庫県高校野球連盟は6日、今夏の第105回全国選手権兵庫大会について、開会式のみを25日に実施し、試合は7月1日から行うと発表した。出場数は158校156チーム(2チームは2校連合)で、昨年と同じ。延長十回からのタイブレーク制を夏では初めて導入し、4年ぶりに声出し応援も解禁する。

 県高野連によると、開会式当日に試合をしないのは初めて。熱中症対策の一環で、選手の負担軽減を図る。史上最も早い6月25日に開幕した昨年は、1回戦勝者が2回戦まで約2週間空くケースがあり、「調整が難しい」との声にも配慮した。

 大会は従来通り県内9球場で開催。7月3~7日、10日は考査休みとし、試合は組まない。決勝は27日、ほっともっとフィールド神戸(神戸市須磨区)で予定。第1シードは春季県大会の16強、第2シードには同大会32強の16校が入る。

 観客に求めてきたマスク着用は任意とし、声援も認めるが、密集・密接となる行為は控えるよう呼びかける。

 組み合わせ抽選会は6月14日に明石市民会館で開き、25日の開会式は姫路市ウインク球場で開催。始球式は7月1日、明石トーカロ球場での第1試合前に行う。一昨年、昨年の全国高校総体重量挙げ女子で2年連続優勝した羽藤美優さん(明石清水高3年)が務める。(初鹿野俊)

     ◇ 〈第1シード〉 市尼崎、宝塚西、市西宮、報徳、神院大付、神戸弘陵、神戸国際大付、須磨学園、滝川第二、須磨翔風、明石商、東播磨、三木、小野、社、三田学園 〈第2シード〉 仁川、西宮東、甲南、灘、神戸第一、育英、明石清水、高砂、西脇工、姫路南、東洋大姫路、飾磨工、上郡、八鹿、篠山鳳鳴、篠山産

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