「さくらんぼの日」県内外つなぎPR 寒河江でキックオフイベント、園児が元気に「紅王ダンス」

「やまがた紅王」にちなんだダンスを園児たちが披露したキックオフイベント=寒河江市・最上川ふるさと総合公園

 「山形さくらんぼの日」の6日、県産サクランボのシーズン到来をPRする「山形さくらんぼキックオフイベント」が寒河江市の最上川ふるさと総合公園で行われた。県内外をオンラインでつないで生育情報などが発信され、大玉新品種「やまがた紅王」の本格デビューを記念した「紅王ダンス」が披露された。

 約100人が参加し、吉村美栄子知事が「全国の消費地に多くのサクランボと笑顔を届けられるように、オール山形で頑張ろう」とあいさつした。寒河江、東根両市の園地と東京の果物店などが中継で結ばれ、関係者が生育状況、入荷への期待を語ったほか、生産者代表としてJAてんどうさくらんぼ部会の日野耕平会長(46)=天童市原町=が「日本一おいしい『山形さくらんぼ』のブランドを守るため、ベストを尽くす」と決意表明した。

 「紅王ダンス」は、寒河江市の南部ひまわりこども園の園児25人が元気に踊った。両手で大きなサクランボをかたどるなど、大玉を表現する振り付けが取り入れられた。ほかの参加者も手拍子を打ち、振り付けを教わりながら楽しんだ。

 イベントは県などでつくる「山形さくらんぼブランド力強化推進協議会」などが主催した。同公園では今後、「やまがた紅王」本格デビュー記念のトークショー(17日)、マルシェ(24、25日)などが開かれる。「やまがた紅王」などが当たるプレゼントクイズも県のホームページで行われている。

「やまがた紅王」にちなんだダンスを園児たちが披露したキックオフイベント=寒河江市・最上川ふるさと総合公園

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