ベトナムのIT企業「FPTソフトウェア」 栃木県内に開発拠点を開設

 ベトナムに本社を置く世界的なIT企業が栃木県に新たな開発拠点を開設し、5日に宇都宮市で記念の式典が行われました。

 ベトナム最大のIT企業「FPTソフトウェア」の日本法人「FPTジャパンホールディングス」が、5月13日に宇都宮市に新たな開発拠点である「栃木イノベーションハブ」を開設しました。

 開設を記念した式典が5日、宇都宮市内のホテルで行われ、福田富一知事や佐藤栄一市長、それに駐日ベトナム大使など合わせて約100人が出席しました。

 「FPTジャパンホールディングス」はこれまでに開発拠点を福岡や北海道などに整備していて、栃木県は日本で4番目の拠点になるということです。

 「FPTソフトウェア」のファム・ミン・トゥアン社長はあいさつで「栃木に投資し、栃木の成長に貢献したい」と述べ、県内の企業の課題解決に取り組んでいく姿勢を示しました。

 福田知事は「ベトナムと日本を繋ぐ架け橋である会社が、栃木県に拠点を開設してくれたことに深く感謝する」と歓迎しました。

 現在、栃木イノベーションハブの従業員はほとんどがベトナム人ですが今後は県内の人材も採用していきたいということです。

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