「ふれあいGo」地域の足に 壱岐・箱崎地区 コミュニティバス あす運行開始

運行を始める箱崎地区のコミュニティバス「はこざきふれあいGo」=壱岐市芦辺町、箱崎八幡神社

 公共交通機関の空白地帯を解消しようと、長崎県壱岐市芦辺町箱崎地区のコミュニティバスが8日、運行を始める。愛称は往年の人気アニメのタイトルにちなみ「はこざきふれあいGo」。市保有の車両を活用し、運営は箱崎地区まちづくり協議会コミュニティバス運行部会(山本明則部会長)が担う。
 市内では郷ノ浦町初山地区で運行している「オレンジバス」に続き2例目。
 「ふれあいGo」の乗客は最大7人。利用には登録が必要で6日現在、204人。予約制で自宅前で乗降でき、郵便局や病院を経由しJA壱岐市北支所やイオン壱岐店を結ぶ。1日7便。料金は70歳以上1回100円、70歳未満1回200円。
 同地区は高齢化が進み、住民の移動手段の確保が課題。2020年3月、同地区まちづくり協議会(浦川隆会長)発足当初から協議を重ねていた。
 バスのお披露目が2日、同市芦辺町の箱崎八幡神社であった。浦川会長は「安全運転を心がけ、バス事業が地域に皆さまに期待される存在でありたい」とあいさつをした。

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