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茨城県鉾田市烟田のキックボクシングジム「MIYABI(ミヤビ)」(柏雅夫代表)で練習に励む市立鉾田南中2年の山口慶大さん(14)と、市立大洋小6年の鈴木遙瑠(はる)さん(11)が、先月開かれたアマチュア大会で、それぞれチャンピオンベルトを獲得した。山口さんは「相手を圧倒して勝てた」と満足げに話し、鈴木さんは「初めての優勝なのでうれしい」と笑顔を見せた。
山口さんは、5月7日に神奈川県伊勢原市で開催された「ビッグバン」に出場。実績のある選手が全国から集まり、各階級の王者を決めるタイトルマッチが行われ、山口さんは45キロ級の王座に就いた。「相手の攻撃が見え、打撃が思うように当たった」と振り返るように、全てのラウンドで主導権を握り、3-0で判定勝ちした。
鈴木さんは、同14日に水戸市南町のユードムアリーナで開かれた「デッドヒート」で31キロ級のトーナメントに挑戦。県内外から集まった強敵を倒して勝ち上がり、3戦目となった決勝戦では「攻める気持ちを忘れなかった」と積極的に攻撃を仕掛け、ベルトを勝ち取った。
2人を指導する柏代表は「キックボクシングにはさまざまな大会があるが、なかなかベルトは取れない。2人の頑張りが結果に表れた」とたたえた。
山口さんは、全日本選手権などでも優勝経験があり、今回でベルトは五つ目。「これからもどんどん大会に出てプロになり、世界チャンピオンになる」と威勢よく話した。
初めてベルトを腰に巻いた鈴木さんは、「左のハイキックに磨きをかけ、ベルトをもっと増やしたい」と目標を語った。