被爆体験伝える家族伝承者の講和会 広島市

被爆者の高齢化に伴って、被爆体験などを伝える人が少なくなる中、被爆者の家族が伝承者として歩み始めました。

家族伝承者の講話

「35km離れた東広島のおじいちゃんの家からでも、大きな大きな雲が見えましたが、その時は広島市にそんなに恐ろしい爆弾が落ちたことなど知るよしもありません。」

さらなる被爆体験の掘り起こしと継承を目的に、広島市が創設した被爆者の子どもや孫らが家族の被爆体験や思いを聞き取り語り継ぐ家族伝承者制度。

2年間の研修期間があり、去年7月から研修を始め、講話原稿が早期に完成するなどした尾形健斗さんが祖父の被爆体験や平和への思いを約1時間語りました。

家族伝承者・尾形健斗さん

「少しでも平和に対して関心を持ってもらえたらなと、そして私のように孫世代の人々が関心を持って考えてもらえるきっかけになればいいなと。」

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