高校生を対象とした「職業体験のイベント」が、広島市内で行われました。自衛隊や美容室など高校生を相手にどう「お仕事を」ＰＲするのかにも注目です。
広島市南区の会場には、警察官や自衛隊、大手回転寿司チェーンなど１５のブースが並びました。
集まった高校生は１００人以上、それぞれがお仕事の特徴を直接ＰＲするイベントです。
自衛隊担当者
「充実の給料、各種手当が付きます手厚いサポート衣食住の心配なしお給料もらっても１人暮らしをしようとなるとお金がかかっちゃうけどサポートされていますよ。」
マネキンを使った体験でアピールしていたのは美容室です。
「みんな優しく教えてくださるし、フレンドリーな感じ、目指してみようかなと思いました。」
左官工事の会社は、社長自らが職人の技を披露します。
中野工業所 中野盛治社長
「左官業というのは担い手をなかなか確保できない。６０代７０代８０代が大半いかにして若い子に入ってもらうかということで参加した。」
統計によると高卒者の１年以内の早期離職は約１６％。毎年２万～２万５千人が１年以内に退職しているというデータもあります。
背景には高校生で就活をした場合、半数が１社のみしか知らずに就職しているという現状があるといいます。
企業などが高校生への求人活動を行えるのは２０２３７月１日からです。
