パリ・サンジェルマンを退団し、去就が注目されていたリオネル・メッシの新天地がアメリカMLSのインテル・マイアミに決まった。メッシ自身がバルセロナの地元紙『ムンド・デポルティーボ』と『スポルト』の共同インタビューで明かした。
メッシは去就を決めたかについて問われると「実はもう決めている」と語り、「(バルセロナに)戻れることに大きな期待を寄せていたけど、あそこで経験したこと、そしてあのような形で退団せざるを得なかったことを思い返して、二度とあのような思いはしたくないという結論に至った」とコメント。
また、「自分を獲得するためには他の選手を売却したり、報酬の額を下げたりしなければならないということも聞いた。そんなことはしてほしくなかったし、その責任を負いたくもなかった」と語り、自分の移籍に伴ってチームメートのキャリアにも影響が出ることは避けたかったため、バルセロナへの復帰を断念したことを明かした。
そして「ではどこに行くのか、サウジアラビアか、それともインテル・マイアミか」と問われると、メッシはこのように語った。
「インテル・マイアミに行くことを決断した。まだいくつか詰めなければならない部分はあるが、僕はその道を歩んでいくことを決めた」
サウジアラビアのアル・ヒラルへの移籍については「僕がブシ(セルヒオ・ブスケツ)やジョルディ(アルバ)と一緒にサウジアラビアに行くという手はずが整っているという噂もあったけど、それぞれの未来は自分で決めるものだ、彼らが何をしようとしているのかは知っているけど、行動を共にするという話をしたことは一度もない」と否定。
その上で、インテル・マイアミ移籍を決めた理由を次のように語った。
「ヨーロッパから離れたかったんだ。ヨーロッパの他のクラブからもオファーはあったけど、それらは検討することすらしなかった。なぜなら、僕の希望はバルセロナに戻ることだったのだから。もし、それがかなわないとしたら、ワールドカップが終わった後にいろいろなことを検討し、ヨーロッパのサッカーから離れるつもりだった。それが僕にとって必要なことだったんだ」