“オシャレさん”必見!雨で洋服ビショビショに…プロが教えるケア方法

梅雨の時期、悩む方も多いのではないでしょうか。大切な洋服が雨でびしょびしょに濡れてしまったら、皆さんはどのように対処していますか?洋服を傷付けないためのふき取り方や乾かし方のコツを紹介します。

やってきたのは、愛媛県松山市内のクリーニング店。スーツやジャケットなどが雨で濡れてしまった場合の対処法を、プロに教わりました。

濡れた洋服をそのままにしておくと、カビや臭いのもとになってしまうほか、素材によっては縮んでしまうことも。そうならないために、まずはタオルなどで水分を取り除きます。

その際、意外と知られていないポイントが。

石田クリーニング 小川照美さん
「拭くんですけど、ゴシゴシと拭くのではなく、生地に負担がかからないように、まずはにします」

濡れた部分をゴシゴシと拭いてしまいがちですが、まずは洋服を裏返しに。そして、濡れた部分の下にタオルを敷いて、上から優しく押さえます。濡れた部分をタオルに“移す”イメージです。こうすることで、生地への負担を少なくすることができるそうです。

石田クリーニング 小川照美さん
「水分をタオルに移したあと、表にして風にあてます。エアコンとか扇風機とかで」

職場など、タオルの準備が難しい場合は、エアコンの風などにあてて乾かしましょう。また、乾かす際にはちょっとした工夫で「時短」にもつながるそう。

それは、ハンガーの本数。何本か重ねて厚くすることで、肩口から袖口にかけて空気の通り道が広がって乾きやすくなり、型崩れも防止できるので、まさに一石二鳥です。

石田クリーニング 小川照美さん
「湿度も高くなっていますし、気温も高くなっていますので、早めの対処が必要です」

雨に濡れてしまったら、早めのケアで大切な洋服を守りましょう。

そして、この時期は蒸し暑くて汗も気になります。では、スーツの内側が濡れた場合はどうすればいいのか?

紳士服大手のAOKIによりますと、裏地が汗で湿った時は、スーツを裏返して汗のかきやすい背中、脇の下、膝の裏を固く絞ったタオルで拭きとりましょう。

また、裏返したままハンガーにかけて、風通しのいい場所に1~2日つるします。そして、乾いたらスチームアイロンで仕上げます。

大事なスーツを長く大切に着るためにも、日々の手間を惜しまずお手入れしたいですね。

© 株式会社あいテレビ