広島の技 G7首脳に贈呈 美術品を公開 県立美術館

G7サミットの出席者に広島県などから贈られた美術品が、8日から公開されています。(来月2日まで)

広島県立美術館で公開されているのは、各国の首脳などに贈られた3つの作品です。

花瓶は、竹原市に工房がある文化勲章受章者・今井政之 さんの作品で、不老長寿の象徴とされるエビがあしらわれています。

酒器のセットは、広島市中区のうるし作家・高山尚也 さんの作品です。片口は平和の象徴の「ハト」が…。全体の色は「瀬戸内海」がイメージされているそうです。

ペーパーナイフは、北広島町の刀匠・三上貞直 さんの作品で、招待国の首脳などに贈られました。日本刀は「未来を切り開く」のに縁起がいいとされ、ウクライナのゼレンスキー大統領にも贈呈されました。

広島県立美術館 福田浩子 学芸課長
「広島にこんなすばらしいものがあり、世界に誇れることを見てほしい」

花瓶を制作した今井さんは、完成直後に亡くなっていて、会場では追悼展も開かれています。

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