俺たちが愛した「ウイイレ9の最強インテル」。11名の強烈メンバー

現在ではeFOOTBALLと名前を変えた「ウイニングイレブン」。かつてはテレビゲームらしいサッカーを楽しめたシリーズだが、その後リアリティを重視する方向性に変わっていった。

そしてそのウイニングイレブンシリーズの中で最も優れた作品と言われるものの一つが、2005年に発売された「ウイニングイレブン9」。

その中で最も強烈なチームだったのがインテル。世界で最も多くのタレントがひしめくクラブであり、ゲーム中では向かうところ敵なしだった。

今回はそのウイニングイレブン9に収録されたインテルのスタメンを振り返ってみよう。

GK:フランチェスコ・トルド

ウイニングイレブン9でのレーティング:90

国籍:イタリア

インテルでの出場数:232試合

インテルでのゴール数:0ゴール

2000年代初頭のインテルの守護神と言えばもちろんフランチェスコ・トルドだ。ジャンルイージ・ブッフォンとならぶイタリアの名ゴールキーパーとして知られた。

ウイニングイレブン9ではGKスキルに加えてディフェンスが高く、ボディバランスが97とフィジカル面にも長けていた。

右SB:ハビエル・サネッティ

ウイニングイレブン9でのレーティング:90

国籍:アルゼンチン

インテルでの出場数:858試合

インテルでのゴール数:21ゴール

現在はインテルの副会長を務めているアルゼンチン出身の伝説的なサイドバック。様々なポジションをこなすユーティリティ性、常に安定した力を発揮するメンタル、そしてリーダーシップを備えていた。

この当時は32歳だったためにスピードはやや落とされていたが、両サイドのどこでもこなせる能力と94のスタミナ、コンディション安定8という数字が頼りになった。

CB:イバン・コルドバ

ウイニングイレブン9でのレーティング:90

国籍:コロンビア

インテルでの出場数:455試合

インテルでのゴール数:18ゴール

170cm代前半という身長でありながらも、類まれな対人戦の強さと競り合いの上手さで当時最強リーグのセリエA屈指のセンターバックとして評価されたイバン・コルドバ。

その能力の最高値はやはりジャンプで、現在のeFOOTBALLでは限定カードでしかありえない「99」となっていた。それだけではなくスピード、加速にも隙がなく、使いやすい選手だった。

CB:ワルテル・サムエル

ウイニングイレブン9でのレーティング:97

国籍:アルゼンチン

インテルでの出場数:236試合

インテルでのゴール数:17ゴール

このウイニングイレブン9ではカルレス・プジョルと並んでゲーム内最高のセンターバックであったワルテル・サムエル。特別な能力はマーキングとカバーリングであり、守備力だけで言えばまさにパーフェクトであった。

ディフェンス95、ボディバランス92、ジャンプ91、レスポンス90と守らせれば右に出るものはおらず、数多くのユーザーに愛された。

左SB:ジュゼッペ・ファヴァッリ

ウイニングイレブン9でのレーティング:75

国籍:イタリア

インテルでの出場数:49試合

インテルでのゴール数:0ゴール

ラツィオで長く活躍したことで知られるレジェンド的左サイドバック。2004年にインテルへと加入した。現実ではニコラス・ブルディッソがレギュラー格だったが、ゲームではまだクラブに登録されていなかった。

この時はすでに33歳だったがボディバランス85、スタミナ82を備えており、ディフェンスが81と守備力には定評があるキャラクター。連携88と安定性8も魅力的なポイントであった

DMF:フアン・セバスティアン・ベロン

ウイニングイレブン9でのレーティング:93

国籍:アルゼンチン

インテルでの出場数:74試合

インテルでのゴール数:4ゴール

フアン・セバスティアン・ベロンはウイニングイレブン9で最も優れたプレーメーカーであった。ロングパスの数値はなんと97。悪魔のようなフライスルーパスを裏に通すことができた。

その他にもドリブル精度が90、シュート力が94、そしてテクニックが93。ボールを持つことができれば、プレーヤーの要求になんでも答えられるような存在だった。

DMF:エステバン・カンビアッソ

ウイニングイレブン9でのレーティング:86

国籍:アルゼンチン

インテルでの出場数:420試合

インテルでのゴール数:51ゴール

当時はまだ25歳だったカンビアッソ。ウイニングイレブンはどうしても年齢が上の選手が高い能力になりがちなところがあり、この作品のカンビアッソは86と比較的控えめだ。

しかしながら85のドリブル精度、85のショートパス、84のロングパスに90のスタミナというのはなかなか他にない能力で、マスターリーグではかなりの伸びを見せた。

AMF:デヤン・スタンコヴィッチ

ウイニングイレブン9でのレーティング:84

国籍:セルビア

インテルでの出場数:326試合

インテルでのゴール数:42ゴール

セントラルミッドフィルダーとして独特の存在感を発揮していたスタンコヴィッチ。豊富な運動量で中盤を行き来しながら攻守の様々なプレーに絡んで、様々ところに貢献するオールラウンダーだった。

ウイニングイレブン9ではスタミナ91という能力が突出しているが、他のほとんどの能力が80中盤というバランスの良い存在だった。

AMF:アルバロ・レコバ

ウイニングイレブン9でのレーティング:95

国籍:ウルグアイ

インテルでの出場数:261試合

インテルでのゴール数:67ゴール

現実世界ではそのポテンシャルをすべて発揮したとは言い難いものの、ゲームではそのアルバロ・レコバが持っていた力を存分に活かせる。悪魔のような左足と巧みな技術はたくさんのウイイレユーザーに愛された。

フリーキック精度90、カーブ97の合せ技によって玄人プレーヤーなら高い確率でゴールを導くことができた。ドリブルもパスもシュートもハイレベルで、連携や安定性の悪さをユーザーの操作がカバーした。

FW:オバフェミ・マーティンス

ウイニングイレブン9でのレーティング:82

国籍:ナイジェリア

インテルでの出場数:136試合

インテルでのゴール数:49ゴール

スピードが非常に有用なゲームであるウイニングイレブン。その中でオバフェミ・マーティンスはカルト的な人気を誇ったキャラの一つだ。なにせトップスピードが99、加速が99とどちらも最高値であったからだ。

当時20歳であった彼が現実世界で大ブレイクすることはなかったものの、ゲーム内では圧倒的な破壊力を誇った。

FW:アドリアーノ

ウイニングイレブン9でのレーティング:98

国籍:ブラジル

インテルでの出場数:177試合

インテルでのゴール数:74ゴール

そしてウイニングイレブン9の最強ストライカーといえたアドリアーノ。レーティングは98に達し、ボディバランス98、トップスピード88、加速90、シュート力99と強烈極まりないパラメータになっていた。

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残念ながら現実世界では様々なトラブルによってアドリアーノが世界最高ストライカーになることはなかったが、このときのインパクトはウイニングイレブンユーザーに衝撃として強く残っている。

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