長崎くんち桟敷券 諏訪神社で販売開始 「10月が待ち遠しい」 ファン200人行列

4年ぶりとなる長崎くんちの桟敷券を購入するファン=長崎市、諏訪神社

 長崎の秋を彩る長崎くんち(10月7~9日)の桟敷券販売が7日、長崎市上西山町の諏訪神社で始まった。4年ぶりの開催を待ちわびたくんちファンらが午前7時の販売開始に合わせて集まった。
 販売まで24時間を切った6日午前7時、20人ほどだった列は、同日夕ごろから増え始め、売り出し直前には200人近くの行列に。2日前から並んでいた同市中小島2丁目のパート従業員、宮本祐美さん(54)は「7日朝のS席を買う。初日に、おろしたての衣装や担ぎ手が感極まっている様子を見たい」と話し、先頭で引換券を受け取った。並んだ全員が引換券を購入した後、座席位置の抽選があり、席を確認した宮本さんは「10月が楽しみ。待ち遠しい」と声を弾ませた。
 販売したのは10月7日午前7時と午後4時、同9日午前8時20分からの奉納踊りの桟敷券。このうち同7日のS席は完売した。残りは今月9日午前9時半から電話予約を受け付ける。諏訪神社の桟敷券の問い合わせはくんち踊馬場さじき運営委員会(電095.821.8596)。
 このほか、お旅所(元船町)分は7月18日、八坂神社分は6月12日、中央公園分は8月1日からそれぞれ販売する。

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