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長崎県南島原市有家町の麺商ふるせ(古瀬智裕代表)は7日、「島原手延べそうめん作り体験会」を開き、ハワイからの団体観光客36人が伝統製法を学んだ。
島原手延べそうめんの由来やおいしさの秘密を知ってもらい、麺作りの大変さや完成した喜びを通して食育の機会を提供するのが狙い。
観光客は、熟成した麺を引き延ばす「大引き」という作業を昔ながらの方法で体験。道具は長さ1メートルほどの巨大な箸のような棒。ひも状の麺の束の間に棒を差し込み、上下に慎重に引っ張った。古瀬代表は「もっと大きく引っ張って」などと声をかけ、麺作りをサポートした。
中学1年のアナ・ジョンソンさん(13)は「70センチの麺が切れずに2メートルに伸びるなんて不思議」と笑顔で話した。
体験会は平日・土曜日(祝日除く)の午後1時~3時の間に実施。所要時間は40分~1時間。3人以上が対象。試食、お土産付きで1500円。ホームページや電話から要予約。問い合わせは同社(0957.82.2394)。