「ワンピース」栃木でも特別授業 オリジナル海賊旗に夢描く 大宮南小

自分が描いた海賊旗を発表する児童

 海賊王を夢見る主人公が仲間と冒険する人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」になぞらえ、自分の夢について考える「ONE PIECEの時間」の特別授業が9日、栃木市大宮南小で行われた。6年生18人が、自身の夢を描いたオリジナルの海賊旗を作成した。

 ワンピースを連載中の「週刊少年ジャンプ」を発行する集英社などが展開するプロジェクト「MEET THE “ONE PIECE”47」の一環。5月から47都道府県で1校ずつ開催しており、本県では同校が選ばれた。

 作中の登場人物のように、児童に自分たちの夢や思いを見つけて形にしてほしいと、同校が応募した。

 担任の荻原光(おぎわらひかる)教諭(30)が、麦わら帽子をかぶった主人公「ルフィ」にふんして授業を進行。児童はグループに分かれ、夢を見つけるヒントとなる教材の地図を基に、好きなことや得意なこと、夢中になっていることを付箋に書き出した。

 バスケットボール選手や陸上選手などの夢が挙げられ、ボールやバトンなど夢に関する絵をカラフルなペンで旗に描いた。最後は完成した旗を披露し、自分の夢や目標を宣言した。

 筆や鉛筆の絵を描いた白水羚瑛(しろみずりょうえい)君(11)は、「夢が決まっていなかったけど、友達に絵がうまいねと言われて自信になった。上手な絵を描けるようになりたい」と目を輝かせた。

オリジナルの海賊旗を作った大宮南小の児童たち

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