独断と偏見で選定!99年マンUと23年マンC…最高の11人は?

99年マンUと23年マンC最高の11人は?@Getty Images

1999年に伝説となったマンチェスター・ユナイテッドと、トレブル達成の偉業が間近に迫るマンチェスター・シティ。歴史に残る両チームでベストイレブンを決めるとしたら、果たして誰が選ばれるだろうか。独断と偏見で考えてみた。

ジョゼップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・Cは、11日にUEFAチャンピオンズリーグ決勝でインテルと激突。すでにプレミアリーグとFAカップを制してるシチズンズは、CLでもトロフィーを掲げれば1998-99シーズン以来イングランド勢としては初のトレブルを成し遂げる。1999年のサー・アレックス・ファーガソンが指揮したマンチェスター・Uも現在のマンチェスター・Cも史上最高のチームと言っても過言ではないが、サッカーのスタメンは11人。断腸の思いで選定した。攻撃的なサッカーほど目の保養はないという事で、3-4-3のフォーメーションを採用している。

GK ピーター・シュマイケル

GKは最も難しい決断の一つだった。1999年当時は文字通りストッパーの役割が重要で、ディフェンスラインとのパス回しには参加しないのがスタンダード。エデルソンと大きく仕事内容が異なってしまうが、リーダーシップ、ディフェンス構築、そして最高の腕力をもつシュマイケルに1票を投じたい。

DF ヤープ・スタム、カイル・ウォーカー、ルベン・ディアス

赤い悪魔のレジェンド、スタムを中心に据えマンチェスター・Cのディアスとウォーカーを並べた。スタムは空中戦では野獣のような存在で、大柄な体格の割に驚くほど素早い。ディアスは高かった前評判に完璧に応え、プレミアで最もクールなDFの1人となった。逆にウォーカーは過小評価されがちな選手だが、彼がスピード勝負で負けた姿はみたことがなく、豊富なフィジカルも備えている。

MF ロドリ、ポール・スコールズ、デイビッド・ベッカム、ケヴィン・デ・ブライネ

中盤のメンツは、この後に記述するFW陣と同じくらい刺激的な選手を揃えた。アンカーにはロドリをチョイス。フェルナンジーニョの後釜としてペップのチームと契約し、ブラジル人MFが去ってから完璧に本領を発揮している。スコールズはロドリの少し前に位置し、恐ろしい前線にディフェンスラインを引き裂く極上のパスを供給するだろう。

右サイドにはベッカムが君臨し、ブロンドの髪をなびかせ人々を魅了する。華麗なクロスとフリーキックで描く放物線は、ストライカー達を唸らせること間違いなしだ。右サイドの反対側にはデ・ブライネがいる。セットプレーではベッカムとキッカーを奪い合うことになるかも知れないが、ファイナルサードでは全てのDFに恐怖心を抱かせるだろう。

FW ドワイト・ヨーク、アンディ・コール、アーリン・ハーランド

ドワイト・ヨークとアンディ・コールはどうしても切り離せないコンビだ。トレブルを達成したマンチェスター・ユナイテッドで完璧なコンビネーションを発揮し、サブに控えるオーレ・グンナー・スールシャールとテディ・シェリンガムを寄せ付けなかった。そしてまだプレミアで1シーズンしかプレーしていないと言われるかも知れないが、ハーランドを外す選択肢はありえない。ただ怪物が3人並ぶ恐ろしい布陣となってしまい、ゴール前がどのような状況になるかは想像の中で留めておこう(味方同士でボールを取り合うかも…)。

もちろん、ギグス、エデルソン、アーウィン、ギュンドアンそしてベルナルド・シウバも捨てがたく、大抵のチームで活躍する面々だが、この最強イレブンからスタメンを奪うとなると話は別だろう。

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