インテル&チェルシー、ルカクの去就についてCL後に話し合いへ

写真:ルカクはチェルシーの選手として再びプレーすることになるのだろうか ©Getty Images

チェルシーからインテルに期限付き移籍中のベルギー代表FWロメル・ルカクについて、6月10日に予定されているチャンピオンズリーグ決勝が終わってから両クラブが話し合いの場を持つようだ。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。

ルカクは2019-20シーズンから2シーズンにわたってインテルでプレーした後、2021年8月に1億ポンド(約175億1400万円)の移籍金でチェルシーに移籍した。しかしチェルシーでは本来のパフォーマンスを発揮できず、2022年6月に1年間の期限付き移籍の形でインテルに復帰した。

インテルはCLで決勝に勝ち進んでおり、マンチェスター・シティとの大一番を迎える。ルカクにとってはこの試合がインテルでのラストマッチとなり、シーズンが終わればいったんチェルシーに復帰することになる。

ルカク自身はインテルに居心地の良さを感じているものの、チェルシーとしては1億ポンドもの資金を費やして獲得した選手をそう簡単に手放すわけにはいかないため、インテルが完全移籍で彼を買い戻すのは困難を極めると見られている。

一方、チェルシーは今夏、マウリシオ・ポチェッティーノ氏が新監督に就任した。指揮官はルカクの処遇について決める前に彼の意向を聞きたい考えを示しているようであり、センターフォワードの補強を望んでいるという噂もあるため、ルカクを戦力として扱う可能性もある。

このように、その去就が不透明な状況になっているルカクだが、インテルのジュゼッペ・マロッタCEOはイギリスメディアのインタビューに応じた際、次のように語り、チェルシー側と交渉する意思があることを示している。

「ロメル・ルカクは優れたプレーヤーであり、素晴らしいプロフェッショナルでもある。そしてご存じのとおり、現在は期限付き移籍の形でインテルの一員となっている。そのため、6月30日が過ぎればチェルシーに戻ることになる。彼の将来がどうなるか、我々には分からないが、今後、チェルシー側とそのテーマについて話し合うことになるだろう」

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