改正入管難民法の成立に抗議のデモ「外国人の人権、命を国は守れ」 神戸・三宮

プラカードを掲げ、入管難民法改正に抗議の意思を示す参加者ら=9日午後、神戸市中央区三宮町1

 外国人の収容・送還のルールを見直す改正入管難民法が成立したことを受け、兵庫県内の市民団体が9日夕、神戸・三宮で抗議デモを行った。集まった人たちはプラカードを持ち、抗議の意思を示した。

 県内40の市民団体でつくる「市民デモHYOGO」が実施。5月下旬から連日、法改正に抗議するデモや行進を行い、この日は成立を受けて急きょ集まった。

 参加者は「入管法改悪NO!」「外国人の人権、命を国は守れ」と記したプラカードや横断幕を掲げ、買い物客らに呼びかけた。

 参加した西信夫さん(75)は「これまでの難民認定が適正に審査されておらず、不信感しかない。抗議の意思表示を続けることで、改正法が正しく運用されるように圧力をかけたい」と話した。(谷川直生)

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