シトロエンが『C5エアクロスSUV』を仕様変更。プラグインのEV走行距離が73kmまで向上

 最新世代のサスペンション技術により、往年のハイドロ時代のような「魔法の絨毯のような乗り心地」を実現したシトロエンの『C5 AIRCROSS SUV(C5エアクロスSUV)』が、一部仕様変更を実施。プラグインハイブリッドモデルのEV走行可能距離を73kmへと向上し、6月8日より販売が開始されている。

 ブランド創業100周年を迎えた2019年に登場し、シトロエン初のSUVとして新時代を切り拓いた同車は、昨年11月にも最新デザインコードによるV字型シグネチャーライトを採用した新世代フェイスに変貌を遂げて再登場していた。

 全長4500mm、全幅1850mm、全高1710mmというCセグメントSUVとしてゆとりのあるサイズを基本に、インテリアでも上質と快適性を追求した室内空間が広がり、全座席に快適な座り心地をもたらすシトロエン独自のアドバンストコンフォートシートを採用。ベースに低反発効果のある高密度ウレタンを用い、表層部に15mmの厚さでやわらかなスポンジを挟む手法が用いられ、高密度フォームと厚みのある構造が生み出す姿勢保持とダイナミックなコンフォート性能は、長距離ドライブの疲労を軽減する。

 そのほか全グレード共通の仕様として、ブラックダッシュボードおよびドアアームレストのステッチがブルーとなり、センターコンソールにはコンパクトなシフトセレクターとドライブモードセレクターを採用したことで小物入れの容量が拡大。利便性がさらに向上させつつ、足元のペダル類はアルミ仕様で仕上げるなど質感の向上も果たした。

 その室内空間を支える脚元には、シトロエン独自のハイドロニューマチックサスペンションの流れを汲む最新システム、プログレッシブ・ハイドローリック・クッション(PHC)を全車に標準装備。

 ショックアブソーバー内にセカンダリーダンパーを組みこむことで、従来のシステムでは吸収しきれなかったショックを抑制し、ゆったりとした豊かで快適な乗り心地を実現している。

 そんな“魔法の絨毯”のような乗り心地を実現した『C5エアクロスSUV』に今回は仕様変更が施され、プラグインハイブリッド(PHEV)モデルでは、駆動用バッテリーの電力量を13.2kWhから14.2kWhへとアップさせ、EV走行可能距離を65kmから73kmへと約12パーセント伸ばすなど、より長い距離をモーターのみで走行することが可能となった。

 さらに、ディーゼルとPHEVの双方に、転がり抵抗の低減ならびに優れた静粛性が追求されたプレミアムコンフォートタイヤ『ミシュランe-PRIMACY』を採用。電動車への装着が考慮された新世代タイヤへの変更により、実用燃費や快適性の向上を図っている。

 これに伴い純ガソリンエンジン仕様は廃止され、2.0リットル・ディーゼル(177PS/400Nm)と、最高出力110PS、最大トルク320Nmを発揮する電動モーターと容量14.2kWhのリチウムイオンバッテリーを備えるプラグインハイブリッド(システム総合225PS/360Nm)を設定。ディーゼルにはおなじみ“SHINE”と“SHINE PACK”の2グレードが用意される。

 今回の発表を記念して『C5エアクロスSUV』の成約者には、シトロエンオリジナルのバックパックをプレゼントする“CITROËN COMFORT CLASSキャンペーン”を6月25日まで実施中。車両価格は523万7000~664万5000円(税込)となっている。

シトロエン コール TEL:0120-55-4106
キャンペーンURL:https://web.citroen.jp/cpn/comfort-class/

PHEVモデルでは、駆動用バッテリーの電力量を13.2kWhから14.2kWhへとアップさせ、EV走行可能距離を65kmから73kmへと約12%伸ばすなど、より長い距離をモーターのみで走行することが可能となった
脚元には、シトロエン独自のハイドロニューマチックサスペンションの流れを汲む最新システム、プログレッシブ・ハイドローリック・クッション(PHC)を全車に標準装備する
今回の発表を記念して『C5 AIRCROSS SUV』の成約者には”CITROËN ORIGINS バックパック”をプレゼントする”CITROËN COMFORT CLASSキャンペーン”を6月25日まで実施中

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