ユヴェントスのストライカーを巡り、英・独のビッグクラブが争奪戦

写真:22-23シーズンを不完全燃焼で終えたキエーザは、新天地でのプレーを望む? ©Getty Images

ユヴェントスに所属するイタリア代表FWフェデリコ・キエーザを巡り、リヴァプール、ニューカッスル、バイエルンが争奪戦を繰り広げているという。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。

キエーザは2020年10月、フィオレンティーナから買い取りオプションが付帯された2年間の期限付き移籍でユヴェントスに加入し、2022年5月には3500万ポンド(約61億3500万円)の移籍金で完全移籍へと移行したが、その間の2022年1月には左膝前十字靭帯断裂の重傷を負い、およそ10カ月間にわたって戦列を離れた。

2022年11月に復帰して以降、2022-23シーズンは公式戦通算33試合4ゴールの成績を残したものの、セリエAでの先発出場はわずか6試合にとどまった。そんな状況もあり、彼自身がユヴェントスに対して不満を抱いており、現状について「自分はプロジェクトの中心にはいない」と感じているため、今夏のタイミングで移籍して新たなチャレンジに挑みたいと考えているという。

『デイリーメール』電子版によると、そんなキエーザに以前から注目しているのがリヴァプールであり、またニューカッスルとバイエルンも最近になって関心を示し始めている。

ユヴェントス側はフィオレンティーナに支払った金額を回収するために移籍金の金額を3800万ポンド(約66億6200万円)に設定しており、この3クラブによる争奪戦が展開される可能性は高いと言える。

また、ユヴェントスはキエーザを放出した場合の後釜候補として、ガラタサライに所属するイタリア代表FWニコロ・ザニオーロやリーズに所属するイタリア代表FWウィルフリード・ニョントをリストアップしているという。

キエーザは2021年に開催されたユーロ2020ではイタリア代表の優勝の立役者となったが、そこからわずか2年でそのキャリアは新たなステージへと移行することになりそうだ。

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