「携帯のIPアドレスが悪用されている」66歳男性が1800万円詐欺被害

滋賀県警大津署

 滋賀県警大津署は10日、大津市の団体職員の男性(66)が、架空請求で約1800万円をだまし取られたと発表した。特殊詐欺事件として捜査している。

 同署によると、4月24日に男性の携帯電話に利用料金について連絡を求めるメールが届いた。男性が連絡したところ、応対した男から「携帯電話機の内部IPアドレスが悪用され、多数の被害が出ている。救済しないと犯罪者になる」などと告げられ、その後、警察官を名乗る男らからも「解決するにはサイバー保険に加入が必要」などと電話があった。男性は5月23日までの間に33回、指定された口座に現金数十万~約100万円を振り込んだという。

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