オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)設立35周年記念県内縦断コンサートは10日、珠洲市のラポルトすずで行われ、メンバー5人がクラシックの名曲を披露し、地震で被災した住民ら約80人を元気づけた。演奏には、北國新聞でエッセーを連載するアーティスティック・リーダー広上淳一さんも参加した。メンバーは、バイオリンやチェロで、ピアソラの「オブリビオン」や葉加瀬太郎さんの「情熱大陸」などを披露し、来場者を魅了した。
県内縦断コンサートは、12月10日まで行われる。広上さんは「地震で被災して傷ついている人の心を癒やすことができて良かった」と笑顔を見せた。