夏の宝石に笑顔 茂木でサクランボ狩り始まる

鈴なりのサクランボを摘んで笑顔の来園者

 【茂木】生井の生井さくらんぼ園で10日、今季のサクランボ狩りが始まった。早速遠方からも来園者が訪れ、夏の味覚を味わった。

 生井澄夫(なまいすみお)さん(73)方ではビニールハウス8棟計約30アールに32品種、約150本のサクランボを栽培している。今は「佐藤錦」「高砂」「香夏錦」などが収穫期を迎えている。

 一番乗りしたのは千葉県横芝光町北清水、アルバイト従業員高知尾信弘(たかちおのぶひろ)さん(63)、保育士洋美(ひろみ)さん(53)夫妻。ルビーのように色づいた大ぶりの実を次々に摘み、笑顔で口に運んでいた。

 2人は「こんな鈴なりのサクランボを見たのは初めて」と驚いた様子。信弘さんは「福島まで行っていたが近くていい」と話した。

 生井さんは「出来は上々。人気品種の『紅秀峰』も間もなく」と話した。サクランボ狩りは30分で大人2200円。直売もある。

 (問)同園0285.63.3543。

鈴なりのサクランボに手を伸ばす来園者

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