京都・宮津産食材の魅力とは 専門学生が観光ツアー企画へ生産者に聞き取り

養蜂家(中央)の話を聞く専門学校生たち=宮津市鶴賀・前尾記念クロスワークセンターMIYAZU

 今夏、京都府宮津市で食を通じた観光ツアーを企画している京都調理師専門学校と京都ホテル観光ブライダル専門学校の学生がこのほど、同市鶴賀の前尾記念クロスワークセンターMIYAZUで地元農家や起業家とワークショップを開いた。生産者から食材の魅力を聞き、メニューに生かす。

 2校を運営する大和(たいわ)学園(京都市中京区)が、連携協定を結んでいる宮津市の協力を得て実施し、計38人の学生が参加した。

 ツアーに出される料理を担当する23人は生産者と意見交換をした。京のブランド産品「やまのいも」を育てている農家やオリーブ農家、ミカン農家、養蜂家が登壇。学生たちは加工品を試食したり「一番おすすめの調理法は」と質問したりした。

 デザートを担当する2年の稀代(きたい)健太さん(20)は「試飲させてもらったオリーブ油は市販と比べて新鮮で香りが良く、アイスの風味付けに生かしてみたい」と話していた。

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