心に響く音色 古典芸能「和のステージ」開催 箏に三味線、剣舞も 那須塩原

GUNEI三島ホールで開かれた和のステージ

 【那須塩原】東三島6丁目のGUNEI三島ホールで10日、「和のステージ」が開催され、約180人が古典芸能を楽しんだ。

 県北地区の古典芸能関係者でつくる「古典芸能和の会」が主催し、4回目。

 市内在住の箏奏者鈴木恭子(すずききょうこ)さんが主宰する「箏鈴会(そうれいかい)」会員による「矢車」など3曲に続き、やはり市内在住の津軽三味線奏者6人が「津軽じょんがら節」をはじめ6曲を披露した。

 その後、矢板市東小5年小野愛琉真(おのあるま)君(10)、同3年陽葵(ひまり)さん(9)、同2年咲燈(さくと)君(7)の3きょうだいらが力強い剣舞や詩舞を披露し、会場は大きな拍手に包まれた。

 訪れた矢板市片岡、新邦之(あたらしくにゆき)さん(78)は「民謡を聞いて、地方の情景が浮かんだ。音色も心に響いた」と話した。

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