49票を集め、3位にランクインしたのは「自然・動物」だった。栃木県の大自然と、その恵みを絶賛する声が老若男女から寄せられた。
県ホームページ(HP)によると、県内には平地と山地がバランスよく共存し、国立公園の面積は全国で4位となっている。日光国立公園には、ラムサール条約の登録湿地「奥日光の湿原」があり、日本三名瀑の「華厳の滝」も有名。2012年には多様な動植物の宝庫となっている県南の「渡良瀬遊水地」もラムサール条約湿地に登録された。
その豊かな自然からさまざまな恩恵も受けている。名水百選の尚仁沢湧水(塩谷町)など、おいしい水も豊富だ。良質な水を利用した酒造業も盛ん。地酒をつくる酒蔵は30カ所を超える。水をたたえる美しい田園風景も魅力の一つに違いない。
栃木の大自然は日本だけにとどまらず、世界までを魅了する。緑に囲まれた避暑地として有名な日光の中禅寺湖畔に、多くの外国大使館の別荘が建てられたことがそれを象徴する。
魅力的な顔をいくつも持つ栃木の自然。アンケートからは「自然を守り続けてほしい」というの回答者の強い思いが伝わってきた。