デイヴィス激白「カナダ人だからバルセロナに入れなかった」

写真:2019年にバルセロナへの移籍が破談になったことを明かしたデイヴィス ©Getty Images

バイエルンに所属するカナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスが、2019年にバルセロナに移籍する可能性があったものの、それが実現しなかったことを明かした。デイヴィス本人がポッドキャストの番組に出演して語った内容について、スペイン『アス』紙電子版が報じている。

デイヴィスによると、2019年夏に「バルセロナが自分にアプローチしてきて、獲得を望んでいる旨を伝えてきた」という。「自分もバルセロナに行きたかった」というデイヴィスだが、この移籍は実現しなかった。その理由は、当時バルセロナの会長を務めていたジョゼップ・マリア・バルトメウ氏にあるという。

「バルトメウ会長が、僕がカナダ人だから、という理由で僕を欲しがらなかったんだ。僕自身がそれを直接、聞いたわけではないが、各メディアでそう報道されていたから、実際にそう言ったのは間違いないだろう」

これを受けて「当時の僕は非常に傷ついた」と語るデイヴィス。「いずれにしても、僕はバルセロナと契約せず、今はバイエルンでプレーしている」との言葉通り、2019年夏にバンクーバー・ホワイトキャップスからバイエルンに移籍し、現在に至っている。

バイエルンとの契約は2025年夏までとなっているため、現在は代理人と自身の将来について話し合っている状況だ。レアル・マドリードやマンチェスター・シティが彼の獲得に関心を示していると言われているが、現行の契約を更新しなかった場合、1年後の2024年夏には移籍金の額が大幅に下がるため、来年夏にバイエルンを離れる可能性が高いとされている。

ちなみに、2019年夏にバイエルンに移籍した時の移籍金は2200万ドル(現在のレートで約30億6740万円)。以降、バイエルンではブンデスリーガで通算106試合6ゴールの成績を収めている。バルセロナとしては手頃な値段でこの実力者を手にする絶好のチャンスを逃したということになりそうだ。

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