120万人の人出! 2023ひろしまフラワーフェスティバル 4年ぶり通常開催の2日間

いつもの “花の祭典” が戻ってきました。ことしは6月開催となった「ひろしまフラワーフェスティバル」―。たくさんの人たちがお祭りを楽しみました。

晴天に恵まれた10日のフラワーフェスティバル初日。パレードや出店も復活の、4年ぶり通常開催となりました。

― きょうは何を楽しみに?

訪れた人たち
「よさこいです。4年ぶりですもんね。本当にもう毎年、『ことしもないんか、ことしもないんか』と。楽しみです」

「わたしはマスクをしているけど、子どもたちはマスクを外して自由に歩き回ることができて、よかった」

パレードは、4年ぶりです。

パレードに参加する子どもたち
「緊張しています」
「周りの方がたに感謝の気持ちを込めて踊りたい」

メキシコ人の団体
「ハッピー! 幸せで満足しています。ニッポン!」

花の塔に炎がともされ、祭りの幕が開けました。

渕上沙紀 キャスター
「今、見えているのは、『ウクレレピース広島』のみなさんです。みなさん、レイを首から提げて、とってもハワイアンな雰囲気が漂っていますね」

4年ぶりのパレードには、90団体・およそ5700人が参加しました。海外の民俗音楽の演奏や、車やバイクのパレードも披露されました。

沿道には、わが子の晴れ舞台を見守るお父さんの姿も…

撮影している人
「はな姉、やっほ~!」

― 撮れました?
「ばっちり撮れましたよ」

「緊張していたけど、楽しんでいた。リビングで練習していた。久々の開催だったので娘も出られてよかった」

4年越しの花車 2020年フラワークイーン「小さい頃ころからの夢だった」

平和公園内には、水を飲めるこんなところも…

訪れた親子
「飲みたかった。暑かった。パレードをしてきたので」

米田健太郎 記者
「平和公園の中にやってきました。芝生広場には、フラワーアートで、大きなハトやことしの祭りのテーマである『ここで咲く花 世界に届け』という文字が表現されています」

訪れた人
「きのう(9日)、ニュースで見て、見に来ようかなと思っていた。実際に見るときれいで、来てよかった」

全国から集まった、よさこいダンサーたちによるパフォーマンスも大いに盛り上がりました。

そして、ことしは、去年までフラワークイーンを続投してオンライン配信などに出演していた、2020年のフラワークイーンも花を添えました。

2020フラワークイーン 岩佐春花さん(24)
「小さいころからの夢だったので、なかなか乗れなかったのがすごく心残りだったが、花車からみなさんに手を振ることができて本当にうれしかった」

2020年フラワークイーン 相原咲瑠さん(24)
「世の中が元気に活気が戻ってきている姿を目の前で見ることができたので、いい機会をいただけたなと思う」

夜、平和公園ではライトアップイベントも…。原爆慰霊碑に向かう道に並んだキャンドルに火が灯り、公園内には昼間とは違った空気が流れました。

栃木から訪れた人
「暗い中でキャンドルがこうしてポッと灯されていて、キャンドル1つひとつにメッセージの思いが浮かび上がって、とても心に響いてきた」

体操個人総合2連覇の内村航平さんも! 世界レベルのアスリートが平和大通りに集合

2日目(11日)に開かれたのは、「ひろしまストリート陸上プラス」。体操界のレジェンド、 内村航平さん や、オリンピック2大会に出場した 木村文子さん が参加し、世界トップレベルの技を披露しました。

内村さんは跳馬を披露。「2回転宙返り半分ひねり」。手をつかず、2回転の宙返りに横の半回転を加えた大技に会場が沸きます。

木村文子さんは、小学生の陸上選手2人と50mのスプリント対決。子どもたちに陸上の楽しさを伝えました。

オリンピック金メダリスト 内村航平 さん
「多くの観客を前で披露するのも久しぶりなので、来てよかったなと思った」

為末大 さん
「広島は世界で特別な意味を持つ場所になっているから、世界中に平和の意味を伝えるイベントになっていけばいいと思う」

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