全国11のモデル観光地に「那須および周辺地域」が 広域の観光圏を目指し"キックオフミーティング"

 2023年3月に観光庁が公募したモデル観光地に、那須やその周辺地域が選ばれたことを受けて、今後の進め方について話し合うキックオフミーティングが12日、那須町で開かれました。

 キックオフミーティングは2023年3月に観光庁の「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり」の全国11のモデル観光地に那須および周辺地域エリアが選ばれたことを受けて初めて開かれました。

 採択を受けた那須地域の観光関連の事業者で作る那須インバウンド協議会は、那須町だけでなく隣県を含む広域での観光圏の形成を目指していて12日は、観光業の関係者や自治体などから約120人が出席しました。

 観光庁の星明彦政策調整官が事業内容を説明し「観光庁が5年ほどかけて専門家の派遣や市場調査、人材育成、資金調達などの支援を行っていく」と述べました。

 那須町インバウンド協議会の片岡孝夫会長は「世界水準の滞在型の観光地を目指すため、那須エリアにとどまらず県内の観光地や福島県などを含めた広域で活動を行うコンソーシアムを形成していく」と今後の方針を述べました。

 また、主な事業としては、那須地域の自然や地形を活かした体験それに多様な食材など3つの強みを生かした高付加価値なツアーなどを検討していくということです。

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