NHK杯長崎県高校野球 大崎が初優勝 鎮西学院に4-1

【決勝、鎮西学院-大崎】大崎3回裏無死二塁、山口莉が左前打を放つ=県営ビッグNスタジアム

 第71回NHK杯長崎県高校野球大会最終日は11日、長崎市の県営ビッグNスタジアムで決勝と3位決定戦が行われ、決勝は大崎が鎮西学院に4-1で競り勝って初優勝を飾った。大崎は春の九州地区県大会に続いて今季2冠目を手にした。
 大崎は三回、先頭堀江の中前打と二盗、山口莉の左前打などで無死満塁の好機をつくり、押し出しと塚野の左前適時打、杉本の中犠飛で3点を先行。1点を返された後の四回に山口莉の左前適時打で再び点差を広げた。投げては右腕の野口惺が1失点完投。自ら1失策を記録したが、バックはミスなく守り抜いた。
 鎮西学院は0-3の四回に井手の左越えソロで1点を返した。その後もたびたび得点圏に走者を置いたものの、最後まで決め手を欠いた。
 3位決定戦は中盤以降に打線がつながった長崎日大が長崎商に6-2で逆転勝ちした。
 これで夏前の公式戦は終了。甲子園出場を懸けた第105回全国選手権記念長崎大会は7月6日に開幕予定で、組み合わせ抽選会は今月16日に実施する。 

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