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東証スタンダード市場上場の投資会社フューチャーベンチャーキャピタル(FVC、京都市中京区)が13日開いた定時株主総会で、新しい取締役7人の選任を求めた大株主の提案が賛成多数で承認された。金武偉社長は1年で退任となる。2年連続で株主提案によって経営陣が全員入れ替わる事態となった。
株主提案したのは、FVCの発行済み株式の22%を保有する筆頭株主の投資会社DSG1(名古屋市)。昨年は少数株主だった金氏の提案に賛同したが、金氏の1年間の経営について「有言不実行であり、対話姿勢も株主軽視」などと強い不満を表明していた。
新たに選任された取締役は、DSG1の澤田大輔社長や伊藤洋一執行役員のほか、弁護士、税理士ら。総会後に開く取締役会で7人の中から新社長を選ぶ。
金氏は昨年6月の株主総会で前経営陣の退任を求める株主提案を行い、承認された。DSG1も金氏の提案に賛同したが、その後の経営方針などを巡って対立していた。
株主総会では役員人事をめぐる株主質問が相次いだ。午前10時に始まり、約3時間後の午後1時すぎに終了した。