A・マドリード、状況の急変で再びディバラへの関心を強める

写真:移籍を熱望していると報じられるディバラ ©Getty Images

アトレティコ・マドリードはローマに所属するアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラに以前から関心を示していたが、最近はその関心が急速に冷めていた。しかしここにきて、再び彼の獲得を熱望するようになったという。スペインのウェブメディア『ELGOLdigital.com』が報じている。

同メディアによると、ディバラはローマと2025年6月までの契約を結んでおり、ジョゼ・モウリーニョ監督も来シーズン以降の戦力として考えている。しかし本人は今夏の退団を熱望しており、移籍先の有力候補として挙がっていたのが同胞であるディエゴ・シメオネ監督を擁するアトレティコ・マドリードだった。

しかし最近、急激にその関心が薄れていったのは、アトレティコ・マドリードがマジョルカに所属する韓国代表MFイ・ガンインにターゲットを変更したため。

イ・ガンインは2022-23シーズンのラ・リーガで36試合6ゴールの好成績を残し、マジョルカの9位躍進に貢献したことで大きな注目を集めるようになった。

ディバラとイ・ガンインは前線のあらゆるポジションで様々な役割を担えるという共通点があり、アトレティコ・マドリードは2022-23シーズンのラ・リーガで印象的なパフォーマンスを見せたイ・ガンインにプライオリティーを置いて交渉に乗り出したという。

しかし、イ・ガンイン自身はプレミアリーグへの移籍を希望しており、代理人から交渉の打ち切りを伝えられたため、改めてディバラの獲得に乗り出すことにしたという。

ディバラに対しても複数のクラブが関心を示しており、争奪戦は必至。しかも彼の移籍金はもともと3000万ユーロ(約45億1610万円)に設定されていたが、現在は1300万ユーロ(約19億5670万円)程度で獲得できるようになっているため、より多くのクラブが興味を示す可能性が高く、獲得は簡単なミッションではない。

果たしてアトレティコ・マドリードは争奪戦を制し、かねてからの念願だったアルゼンチン代表アタッカーを迎え入れることができるのだろうか。

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