対戦型のコンピューターゲームなどをスポーツとして捉える「eスポーツ」を通じ、商店街に若い世代を呼び込もうと、長崎浜んまち商店街振興組合連合会と長崎県eスポーツ連合は11日、連携協定を結んだ。同連合によると、県内の商店街との締結は初めて。
eスポーツは年齢や性別に関係なく楽しむことができ、教育や介護・福祉分野への活用も見込まれ、五輪での採用も検討されるなど関心が高まっている。今回の連携協定により、浜町アーケードで普及イベントを開くほか、商店街が実施する行事に特設ブースを設けるなどし、誘客や活性化につなげていきたい考え。
締結式で、同連合会の本田時夫代表理事は「みんなが集まって喜びを分かち合える、そんな場所にしていかなければ商店街としての魅力が成り立たない時代になっている」と述べ、連携による新たな魅力創出に期待を寄せた。
同連合の内野孝博・業務執行理事は「中心部の集客なくして県や長崎市の活性化は実現できない。総力を尽くし、若者もシニアももっと来てもらえるような商店街にしていきたい」と意欲を語った。
同連合は3月、大村市と包括連携協定を締結。今後、県下の他の商店街や自治体などとの連携を模索していきたいとしている。
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浜市商店連合会などは11日、浜町アーケードで「第2回浜んまちeスポーツフェス」を開催。リズムに合わせて太鼓をたたく「太鼓の達人」といった対戦ゲームのほか、ドローンの体験コーナーもあり、多くの親子連れらでにぎわった。