「木の国美作推進協議会」クラウドファンディング実施

「木の国美作推進協議会」(上田邑)は、美作産ヒノキ材の利用拡大に向け、マイホーム建築時に用いる大黒柱などを返礼品にしたクラウドファンディング(CF)を実施している。
県北の林業関連団体でつくる同協議会が、コロナ禍で例年開いている販促イベントを中止した代わりに企画。
10万円以上の支援者は津山市や鏡野町内にある展示林「100年の美作桧の森」に案内し、大黒柱にする1本を選んでもらう。適時(3年以内)に同協議会が伐採し、原木を製材、自然乾燥、背割りを入れて仕上げ、建築の際に届ける。柱のサイズは18㌢角3㍍(支援額10万円)から30㌢角6㍍(同70万円)まで9タイプを用意。
柱のほかにも、曲げわっぱの弁当箱(同1万2000円)、特注できる家紋コースター5枚セット(同1万円)、パズル(同4000円)といった返礼品もある。
募集は今月からCFサイト・キャンプファイヤーの「ファーボ岡山」で実施し、10月15日まで。目標額は100万円とし、展示林の手入れや見学イベントなどの経費に充てる。
同協議会では「大黒柱を含めて順調に支援が寄せられ、目標額までもう一息。コロナ禍で需要が落ち込む中、美作ヒノキと大工を守り育てるためのサポートをお願いしたい」とPRしている。
問い合わせは、同協議会(●286990)。

CFの返礼品として用意する美作産ヒノキ材の大黒柱

© 津山朝日新聞社