北上陸上競技場、新愛称決定へ ウエスタンデジタルスタジアム

北上陸上競技場=2016年8月29日

 北上市は13日、市有施設の命名権(ネーミングライツ)について、同市相去町の北上陸上競技場の愛称を「ウエスタンデジタルスタジアム」とする応募があったと発表した。14~28日に市民から応募内容への意見を募り、今月下旬の正式決定、10月から愛称の利用開始を見込む。

 同市の北上工業団地に立地するキオクシア岩手と協業する米半導体大手ウエスタン・デジタル(WD)の日本法人(本社東京)から応募があった。申請金額は年100万円で期間は5年間。市は新たな財源として施設運営に役立てる。

 市は2020年7月から施設やイベントの命名権を事業者から提案を受ける形で募集しており、初めての応募となった。北上総合運動公園内の同競技場は岩手県内唯一の日本陸連第1種公認で、16年岩手国体の主会場ともなった。

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