広島カープ 大瀬良大地5失点も松山竜平・デビッドソンが躍動 セ・パ交流戦 vs.楽天戦 

プロ野球セ・パ交流戦6勝6敗、4位の広島カープは13日、3連勝と好調の楽天をホームで迎え撃ちました。

交流戦ラストスパートへ―。地元6連戦の初戦の先発マウンドに立ったのは、大瀬良大地 でした。初回をわずか11球で抑えると、3回には1番・辰己涼介 を151キロのストレートで空振り三振。3回までノーヒットピッチングと、6試合ぶりの勝利に向けて最高の滑り出しを見せます。

ところが4回、1アウト・2塁・1塁とピンチを迎えて対するのは、6月の打率が3割越えと好調の5番・岡島豪郎 。カーブをうまくとらえられて3ランホームランに…。その後も楽天打線に捕まった大瀬良は、この回で一挙、5失点を許してしまいます。4年ぶりの交流戦勝利の権利をつかむことはできませんでした。

重苦しいムードを変えたのは、7試合ぶりのスタメンとなった 林晃汰 でした。この日、2本目の2ベースヒットでチャンスを広げます。

そして、大瀬良に代わって打席に送られたのは、代打の切り札・松山竜平 。持ち前の勝負強さを発揮し、タイムリーヒットで1点を返します。

なおもランナー3塁・1塁と続くチャンスで1番・菊池涼介 。レフトへの犠牲フライでさらに点差を縮めます。

さらに6回、今シーズン初の4番となった 西川龍馬 。1塁線を破る強烈な打球で一気に2塁まで進みます。続く打席には、1か月ぶりにマツダスタジアムに帰ってきた デビッドソン 。

ホームランかと思った当たりでしたが、惜しくもフェンス直撃のタイムリー2ベース。来日初の5番で役割を果たします。

その後、再び3点差となりますが、9回裏。楽天の守護神・松井裕樹 を相手に代打で起用されたのは、この日、1軍登録された2年目の 末包昇大 でした。初球から積極的にスイングすると、打球は右中間へ。ルーキーイヤーは開幕スタメンだった27歳がファンを沸かせます。

しかし、追いつくことはできず、3連敗を喫しました。これで交流戦の勝率も5割を切り、セ・リーグの順位も4位となりました。

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