2年の休養を経て、ジダンが監督業復帰に意欲

写真:監督業復帰に意欲を見せるジダン氏 ©Getty Images

元レアル・マドリード監督のジネディーヌ・ジダン氏が、監督業への復帰に意欲を見せている。『GQ』誌でのインタビューで語った内容をスペイン『マルカ』紙の電子版が伝えている。

ジダン氏は2021年夏に2度目のレアル・マドリード監督を退任して以降、どのチームの指揮も執っていない。パリ・サンジェルマンやユヴェントス、マンチェスター・ユナイテッド、フランス代表などの監督就任の噂もあったがいずれも就任には至らず、レアル・マドリードへの復帰も噂のみにとどまった。

しかし2022-23シーズンが終了したこのタイミングで、ジダン氏は『GQ』誌のインタビューで次のように語り、監督業への復に意欲を見せた。

「私はこれまで2年間、休んできたが、人間は時には休む必要がある。監督は23人前後の選手を指導していて、休むことがない。今は休むことで人生を楽しめている。私の人生は常にスピーディーに進んできた。今は気持ちが改まっているよ」

実際、監督業を務めるストレスは相当なものだったようで、ジダン氏は次のように打ち明けている。

「家に帰っても、常に仕事に追われるような感覚だった。この仕事ではあらゆるところからあらゆる事態が襲い掛かってくる可能性がある。様々な情報がもたらされ、すべての決定を自分で下す必要がある。本当に大きなエネルギーが消費されるんだ」

それでも再び監督業への復帰に意欲を見せ始めたジダン氏。フランス代表監督への就任にも期待が寄せられているが、ジダン氏はこれについては次のように語っている。

「過去に何度も言ってきたが。私はプレーヤーとしてフランス代表に所属し、後に指導者に転身した。だから私のフランス代表監督就任が期待されるのも納得できるのだが、今はその時ではないと思っている」

いずれにしても、ジダン氏が監督業に再び意欲を見せ始めたことで、彼にオファーを送るクラブは現れるはず。果たしてジダン氏の新天地はどこになるのだろうか。

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