トッテナムの新監督に任命されたアンジェ・ポステコグルー監督。古巣セルティックから3人の選手を引き抜くという噂がささやかれているが、トッテナムのファンからは疑問符が付けられているという。
イギリスのウェブメディア『フットボール・インサイダー』によると、ポステコグルー新監督はチームの再建を目指すなかで、セルティックで指導したFW古橋亮悟とMF旗手怜央の日本代表コンビ、およびイングランド人MFマット・オライリーの3選手を引き抜くのではないかと噂されている。
古橋については、ノッティンガム・フォレストやクリスタルパレス、ボーンマスといったクラブも関心を示しているとされており、トッテナムが獲得に乗り出した場合は争奪戦になる可能性もある。
しかし、『フットボール・インサイダー』がかつてトッテナムでもプレーした元スコットランド代表DFアラン・ハットン氏に独占取材を行ったところ、サットン氏は「スパーズには新しい指揮官が求める名前とは異なる種類の選手が必要」と異論を唱えた。
サットン氏は「もし新指揮官が彼ら3人との契約に向かうとしたら、それは間違った行動になると思う」と断言。その理由を次のように分析した。
「ポステコグルー氏の就任に納得していないファンがいないわけではない。彼の出身国や過去のキャリアがその要因だ」
ポステコグルー氏はオーストラリア出身で、これまで母国のクラブや代表、横浜F・マリノスなどを率いてきたが、欧州5大リーグでの指導経験はない。この点を不安視するファンも一定数いるというのだ。サットン氏はさらに続ける。
「噂に上がっているセルティックの選手たちを連れてきたとしたら、彼らには敬意を払わなければならないが、ファンの間では議論が巻き起こるだろう。ファンはより高いレベルの選手を求めているからだ。トッテナムは世界で最もタフなリーグで戦い、チャンピオンズリーグ出場権獲得を目指すような強豪クラブだ。ポステコグルー氏が彼らを迎え入れたとしたら、私も驚くだろう」