Nikeは9日、サッカースパイク「ファントム」シリーズのNEWモデル『ファントム ルナ』を発表した。
Nike Phantom Luna
この『ファントム ルナ』は、今夏オーストラリアとニュージーランドで開催される女子ワールドカップを前に、これまでにない革新と研究が積み重ねられたシューズだ。
近年、これまでになく激しさを増し注目を集めている女子サッカー。
得点がたくさん入る試合も多く、チーム一丸となってアタックするために、一人一人のプレーヤーがカバーするエリアも大きくなっている。このようなゲームの進化に合わせ、選手がピッチで着用するプロダクトにも進化が求められた。
Nikeは女性に対してこれまでにない規模でフォーカスしており、今回の取り組みを背景に、研究、試作、デザイン、スタイリングに2年以上の時間を費やし、あらゆる過程において女性を中心に考えたシューズを開発した。
『ファントム ルナ』は選手の声を反映し、女性フットボーラーの望むトラクション、フィットと履き心地の実現にこだわったスパイクとなっている。
まず新しく開発したのは女性向けのトラクション。
90分の試合でエリートフットボーラーの走行距離は11km以上に至ることもあるが、ほんの一瞬の方向転換の際にシューズのトラクションが足の回転を妨げ、致命的なミスにつながることもある。
Nikeの科学者やエンジニアによる長年の研究の結果生まれた『ファントム ルナ』には、新しく画期的な円形のスタッドパターンを、トラクションにとって重要なスポットであるつま先近くに取り入れている。
「Nikeサイクロン360」と名付けられたこのトラクションパターンで、プレーヤーは俊敏かつ正確に自信を持ってピッチ上で動けるようになるという。
さらに、『ファントム ルナ』はフィット感も女性フットボーラーに向けた仕様。「Nikeエイシムフィット」と呼ぶ新しいアッパーのデザインは、女性フットボーラーのフィードバックをもとに足首周りのフィット性を高めている。
女子サッカーが激しさを増し、チーム全員でアタックするというスタイルが主流になるなか、女性フットボーラーたちはピッチを駆け上がっていく時にも素早く精度の高いパスができるシューズを求めている。平均的に女性の足は男性よりも小さいため、コントロールと精度を高めるためにボールの接触面を相対的に広く取ることも必要だ。
そこで、Nikeは『ファントム ルナ』のアッパーにボールとシューズの連携を最適化する最新イノベーションであるNikeグリップニットを採用。コーティング剤を素材に仕込んで粘りのある感触を生み出すことにより、やわらかく、しなやかなシューズに仕上がっている。
Nikeスポーツ研究所の主席研究者、エリシア・デイヴィス博士は以下のように語っている。
「ファントム ルナは、女性の最大の理解者になろうとするNikeの取り組みの結果です。研究、試験そしてデザインに至るまで、女性にフォーカスし作業を進めました。新しい円形のスタッドパターンとフィットを取り入れた、女性向けのデザインのシューズが提供できること、また、これにより選手がより精度の高い動きを自信を持ってこなせるようになることを嬉しく思っています」
トップモデルの『ファントム ルナ エリート』は、21.5cmから30cmと幅広いサイズを展開(※ウィメンズサイズ)。
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Nike.comと一部Nike販売店にて、6月28日から発売される。価格は31,900円(税込)。